[実体験]お腹の中の記憶について
久しぶりの投稿です。
私は現在第一子を妊娠中でして、今20週です。
お腹の中で赤ちゃんが動いてるのを、なんとなーく感じる今日この頃。
ふと思い出したことがあって筆を(スマホを)取りました。
世の中には、
お腹の中にいた頃のことを覚えている子供がいるんだそうですね。
にわかには信じられないことですが、ネットを見てみると、ママさん達の体験談がたくさん載っており、そういう子供が結構いることがわかります。
年齢がいけばいくほど忘れてしまうんだそうで、
だいたい3〜5歳ごろの子供なら、2〜3割くらいは胎内記憶をもってるんだとか。ほんとかな??
「ママのお腹の中でプカプカ浮いてた」とか、
「ドクンドクン聞こえた」とか、
(胎内記憶がある子は)話してくれるようです。
不思議ですねぇ〜。
そんな話を聞くと、
「ウチの子もお腹の中のことを覚えているんじゃないか??」
と思いますよね。
ママさん達は、多少なりとも期待を込めて、我が子に胎内記憶がないか、確かめることでしょう。
そしてもし、我が子が、
お腹の中のことを話し出したら、
びっくり&感動するでしょうね??
周りにも話さずにはいられないでしょう。
まさにそういうママが私の身近にもいます。
私の母です。
そしてなんと、胎内記憶の話しをしたのは、
私なのです。
私の母も、ご多分に漏れず、
我が子にお腹の中の記憶が無いか聞いてみたようです。
そして私が3〜4歳の頃、
「お腹の中は、なんだか青かったとか」とか、
「浮いてる感じだった」といった、
お腹の中の記憶を話してくれたんだそうです。
私が小学生の頃は、
母のお友達の集まりのときや、親戚の集まりのときに
「聞いてよ〜、この子ね〜小さいときね〜」という感じで、私に胎内記憶があったことを、母は度々人に話していました。
私は子供のころ不思議ちゃんキャラだったので、
母の中では、私に胎内記憶があるのはとてもシックリきて、感動が大きかったようです。
自慢気に人に話していたのを覚えています。
それから16年程経ち、
母がその話しをするのをずいぶん聞いていなかったので、
胎内記憶の話し自体すっかり忘れていました。
思い出したのは2年前。
結婚に伴って、
初めて夫を連れて実家に行き、姉家族含めた私の家族と会食していたとき。
ひっっさしぶりに、母がその話をしたのでした。
私のエピソードトークとして、私に胎内記憶があったことを得意げに話す母。
私は「話したこと自体覚えてないわー」と答えます。
姉もこの話は忘れていた(知らなかった?)ようで、
姉も、姉の夫も、私の夫も、みんな
へー。
という感じで聞いていました。
さて、
話しが変わりますが、
私には、
一番古いと言っても過言ではないほど、
古い古い幼少期の記憶があります。
本当におぼろげで、
感覚?として刻まれている、という感じです。
それは、
「お母さんが、
私がお腹の中のことを覚えていることを期待しているから、
それに応えなくては。」
という感覚です。
私は、3〜4歳という幼さながら、
親に気を使い、
親の期待に応えようと、
罪悪感にさいなまれながらも、
お腹の中の記憶っぽいことをテキトーに話したのです。
お腹の中の記憶は全くありませんでした。
「青かった」というのも、テレビでお腹の中の赤ちゃんのイメージ映像?エコー?的な画を見たとき、それが青かったので、そう言ったのです。
母が私の話しに、ものすごく喜び感動し、さらに深く掘り下げて聞いてくるものですから、
必死にテレビを思い出し、想像し、心臓バクバクで答えていた記憶があります。
この感覚、記憶は、
かなり強烈で、
母が、私に胎内記憶があったと人に話すたびに、
子供ながらジクジクと心を痛めていたため、
感覚・記憶は消えることなく、今日まで残っているのです。笑笑笑笑
3〜4歳の子が親にそんな気が使えるはずがない、と言う人が居るかもしれませんが、
使ってるんですよ。
子供は、親に、気を、使ってるんですよ。
私のこの記憶・感覚が、何よりの証明です 。笑
なお実は、
ずいぶん昔、
小学校高学年か、中学生くらいのときに、
「あの話は、親の期待に応えようと子供ながらに作った想像だったんだ」
と、母に話したことが、確かあるのです。
ところが母は、
「そんなはずはない。あの話しぶりは確かに記憶があったんだ。それに、あの年齢でそんな気が回るはずがない。」
と、断固として認めなかったのです。
たぶん、認めたくなかったんでしょう。笑
そして、私がそうやって否定したこともすっかり忘れて、
私のエピソードトークとして得意気に人に話して聞かせているのでした。
母の夢を壊したくないので、もう否定はしません。笑
母が居ないスキに、夫や姉夫婦に、
上記のことを話したら、
大爆笑でした。
「3〜4歳で親に気を使ってそんな話しをするなんて、胎内記憶がある子以上に特殊かもしれないね。笑」
と言われちゃいました。
……果たしてそうでしょうか?
子供って、親が思ってる以上に、
親に気を使ってるものだと思います。
それは何も特別なことじゃなく、普通にみんなそうなんです。
皆さまはどうですか?
「チキンライス」の歌詞じゃありませんが、子供ながらに親に気を使った記憶、ありませんか?
よほどワガママを許された家庭じゃない限り、全く心当たりが無い人なんて、いるんでしょうか?
子が親に気を使うのは普通のこととして、
子供の言うことをあまり鵜呑みにしすぎず、
その奥にある本心を感じ取れる親になりたいものですねぇ。
ちなみに、
私は、こんな実体験がある以上、
胎内記憶がある子供がいるというのは、正直あまり信じられません。
そういう期待を持つ親がいるから、そういう子がいるんだろうと捉えています。
万が一我が子が覚えてる的な発言したとしても、
「あー、テレビで観たんだなー」
「想像力豊かだなー」
と思っちゃいますね。笑笑
期待を向けられたら応えようとするのが子供の心理。
親に気を使っていなくとも、
子供ですから、空想・イメージ・テレビで見た記憶などを、実際の記憶と混同して話してしまうこともあるでしょう。
それを鵜呑みにして、「ウチの子は胎内記憶があった!」「ウチの子なんてその前の、空から見てるときの記憶があった!!」なんて、もう恥ずかしい恥ずかしい……
『ウチの子は特別だ!』
と思うのは大変結構ですが、
あまり過度な期待はせず、等身大で育てていけたらなぁと思っております。
以上、
実体験&自論づくめの
「お腹の中の記憶の話」でした☆ミ