心奪われたキーホルダー12選
子どもの頃、小さな雑貨やおもちゃやキーホルダーなんかが、宝物ではありませんでしたか??
土産物屋に売ってるキーホルダーやガラス細工、ピンバッチに缶バッチなど、買ってもらったら引き出しの中に大事に保管し、時々机に並べて眺めて楽しんでいた記憶があります。
最近「なつかしい」で検索して出てくる画像の圧倒的なつかしさに、自分がもう『若い子』じゃないことを実感する30歳の午後。
今回は、
同年代ならきっとわかる、
子供の頃になぜか魅力を感じた、
"お土産屋さんに売ってたキーホルダー"
について振り返ります!!
【お土産屋さんに売ってた、当時心奪われたキーホルダー12選】
(1)ガイコツキーホルダー
画像引用元
https://blog.goo.ne.jp/stbxxx/e/962665d044539fd962f481e91a11ddb0
金属製、プラスチック製、スケルトンタイプ、蓄光タイプ、目にキラキラストーン入ってるやつなどなど、どこの土産屋にも売ってましたよね〜。
私は、手に「僕のパンツ知りませんか」って書かれたプレートをぶら下げている金属製のガイコツキーホルダーを持ってました。
すぐ壊れて、関節から先が無くなっていくんですよね…。
(2)ドラクエに出てきそうな剣のキーホルダー
画像引用元
https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/ARuFa006
これ男子が持ってましたね〜。
ランドセルに付けてる子もかなりいました。
私は持っていませんでしたが、かっこいいな〜とは思ってました。
画像引用元
https://item.rakuten.co.jp/bigstar/90-001579-gd/
↑こういう大きな刀のキーホルダーも売ってましたね。
これ、鞘から刀が抜けるようになってるんですよね。そのギミックに心奪われました!
(3)ピストルキーホルダー
画像引用元
https://blog.goo.ne.jp/pdjpa/e/3d7cfe286f52f29a0c2d21283d2a3d1b
これも男子が持ってましたね。
引き金を引くと「カチッ!」って音がなるギミックがあって、これまた心奪われる!
男子がふざけて銃を撃つフリをしてきて、「カチッ!」と音をさせてびびらされた記憶があります。
もうっ!これだから男子は…
(4)中覗くとなんか見えるキーホルダー
画像引用元
https://www.mbs1179.com/put_info/c_list/20161028_post_60.shtml
中のレンズを覗くと、絵や文字が見えるキーホルダー。
今もあるんですかね?
当時子どもだった私にはとても不思議で、珍しくて、凄いものを手に入れてしまったぞと思ったもんです。
(5)おみくじキーホルダー
画像引用元
https://store.shopping.yahoo.co.jp/sirasaki-shrine/sireski-123.html?sc_i=shp_sp_search_itemlist_shsrg_img
これは今も普通に売ってるっぽいですね。調べたらくまモンバージョンとかもありました。
おみくじが出来るなんて凄い!って思ったんですよ。ロマン感じたんですよ。
最初に学校持ってきた子はヒーローで、みんなから貸して貸して攻撃くらってました。
(6)赤いミニライトがついたキーホルダー
画像引用元
http://event-k.com/smp/item/gl-972.html
コレ!っていう画像が無くて、似たようなの貼りました。
今はLEDがありますけど昔はそんなの無くて、ただ小さな電球が付いた、押したら光るだけのキーホルダーでした。
私は持ってたのは赤い光でしたね。
これまた超かっこいいと思ったんですよね!手に入れたときは嬉しくて、夜真っ暗な部屋で姉と2人光らせて遊んでました。
(7)なぞなぞミニbookキーホルダー
画像引用元
これは持ってると超絶ヒーローでした。
なぞなぞだけじゃなく、占いとか何種類かあった記憶があります。当時はガチャガチャでも似たようなの売ってた気がする。
子どもの頃ってなぞなぞ大好きなんだけど、今みたいにネットないし、知る手段がないんですよ。だからこれを持ってる子が、得意げに出題者になってましたね〜。
めちゃくちゃ羨ましかったな〜。
(8)ボタンを押すといろんな電子音が出るキーホルダー
画像引用元
https://blog.goo.ne.jp/tonsan2/e/9d965bc82a4ea5cfa7a2c3c9bb1bc50d
↑左に写ってる黒いやつ。すごく探したけど他の画像は見つからず。
これ持ってたんですけど、めちゃくちゃ気に入って遊んでました。
レーザービームみたいな音や、ピストルみたいな音、落下音みたいな音が入ってて、小さい子どもには1番面白いやつ。
姉が先に買ってもらったの見て、わんわん泣いて自分も買ってもらったのを覚えています。笑
(9)ミニトランプキーホルダー
画像引用元
http://ants2014.thebase.in/items/3418671
「ミニチュア」って子どもの心を鷲掴むんですが、この「ミニトランプ」は最たる例ですね!
この小ささで、キーホルダーなのに、実際に遊べる本物のトランプ!
かっこいい〜〜。
実際遊ぶには小さすぎて使えないんですけどね。
(10)星座盤キーホルダー
画像引用元
http://buyee.jp/item/yahoo/auction/v543219099
これはピンとこない人もいるかも?
個人的にめちゃくちゃ懐かしい、星座盤キーホルダー。
表面にはさそり座が描かれたやつを持ってました。
これもこの小ささなのに、本物の星座盤なのがロマン感じたんですよね〜。
これまた小さすぎて使えないけど。笑
(11)テトリスゲームキーホルダー
画像引用元
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b313581858
これは遊びましたね〜。夢中になってやってました。
1000円くらいするからマジで宝物でした。
この後たまごっちやデジモンが発売されていくわけですが、土産物屋にはあんまり売ってなかったと思うので載せてません。
調べてたら、このミニテトリス、メルカリに出品されては片っ端から売れてってました。今も需要があるんだなぁ。
(12)毛が気持ちいいキツネ風キーホルダー
画像引用元
https://blog.goo.ne.jp/kaeru-chan_001/e/e132b3060c1716d109ff5640e9ca4b89
これはお土産屋さんで今もたまに見ます。稀にバッグに付けてるおばあちゃんがいる気がする。
画像のような、いかにもキツネなデザインもあれば、白地にピンク色が入った奇抜な色のもありました。
毛がふわふわで、しっぽ部分で肌を撫でると気持ちがよくて、その気持ち良さに背徳感とロマンを感じました。笑
……以上、
個人的に選んだ12種のキーホルダー、いかがでしたでしょうか。
持っていたものはありましたか?
小さい頃からスマホやDSに囲まれてる今の子どもにはきっとわからない、
心奪われるキーホルダー、ロマン溢れるキーホルダーの記憶。
この先もずっと忘れないように、ここに書き記しておくことにします。笑
お気軽にコメントいただけたら嬉しいです♪
駄文にお付き合いいただきありがとうございました。(^^)
今週のお題「修学旅行の思い出」
愛しの彼を手に入れろ!(その④)
※前回からの続き
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その①
https://apiyama-apisuke.hatenadiary.com/entry/2018/05/31/224450
その②
https://apiyama-apisuke.hatenadiary.com/entry/2018/06/01/124947
その③
https://apiyama-apisuke.hatenadiary.com/entry/2018/06/01/130438
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時はクリスマス・イブ。
いよいよ温泉旅行当日になった。
場所は雲仙温泉の湯元ホテル。なんとなく私が決めたのだが、今思えばなんと渋いチョイス。笑
熊本港から車ごとフェリーで島原へ渡り、山を40分ほど登っていったところだ。
彼を迎えに行き、フェリーに乗り、ホテルへ向かう。
相変わらず、同期として普通に接する私たち。
いいかげんに告ればいいだろ、
とお思いかもしれないが、
前言ったとおり、仕事で気まずくなりたくないので、いける確信を得るまでは絶対に告る訳にはいかなかった。
本当にどれだけ頑張っても、確信が得られない相手だったから、でも諦められないから、ここまで来てしまったのだ。
とはいえ、好きじゃない男と泊まりで旅行にいく女だとは思われたくない。
複雑な女心を抱えて、この旅行にのぞんだのだ。
今から私たちは、温泉旅館の一室に一緒に泊まる。
クリスマスイブに。
2人きりで。
雲仙は山の上なのでとても寒く、途中チラチラと雪が降り出し、ホワイトクリスマスになる。雰囲気は抜群だ。
…でも付き合ってない。
ただの同期。
もう同期って何、おいしいの?泣
淡々とホテルでチェックインを済ます。
受付の時から夫婦と間違われ、わざわざ否定するのも面倒なのでそのまま説明を受ける。
仲居さん退室後、とりあえずフォローを入れる。
「なんか間違われちゃったね、ハハ…」
…いやほんと何なんだこれ…。
とりあえずそれぞれ温泉へ行く。
何はともあれ温泉は気持ちいい。
入念に身体を洗い、この日のために選んだかわいい下着の上に浴衣を羽織る。
戻ってくると、部屋食の準備が始まる。
ご飯はとても美味しかった。
お酒を飲みながら、会話も弾む。
そして夕食の片付けとともに、
仲居さんが隣同士に布団を敷いてくれた。
仲居さん退室後、
なんとも言えない空気に包まれる。
外はもう真っ暗で、雪が降っていた。
とりあえず布団の上に座る。
(…おいおいおいおいおい…。
ついにここまで来たぞ…。
彼も男ならさすがに何か…。)
するとここでサプライズ!
彼がGODIVAのチョコレートをプレゼントしてくれた。(GODIVAの袋持ってたのでわかってた笑)
前回誕生日プレゼントをもらったから、そのお返しだそう。
(ほんとはチョコあんまり得意じゃないけど)素直に嬉しい!もちろん思いっきり大袈裟に喜ぶ。
………………で?
…期待していたような言葉は無かった。
……残念ながら、「お返し」以外の意味は無かったようだ……。
……………。
また、何も起こらない。
発する言葉が見つからない。
沈黙の中、
布団に寝転がりテレビを見る。
私の前にテレビがあり、私の後ろに彼がいた。
テレビの音が響く。
ほんとはテレビなんか見ていなかった。
頭の中を様々な思いと言葉が駆け巡る。
彼はこの状況をどう思っているの?
目の前に寝てる私を見て何とも思わないの?
ずっと気持ちを伝えてきたつもりだけど、伝わっていないの?
こんなに意識しているのは私だけなの?
私のこと好きじゃないの?
この旅行も、「同期として」になるの?
…違う。
そんなの絶対に嫌だ!!!!
彼に背を向けたまま、私はついに言葉を発した。
私「あのさ…」
K「うん」
私「この状況ってさ…」
K「…うん」
言葉が出ない。
伝えることの恐怖と、それでも伝えたいもどかしさで、胸が詰まる。
勝手に涙が出てくる。
私「…この状況ってさ、
好きじゃなきゃ、こんなとこには来ないよ。
好きじゃなきゃ、こんな状況にはならないよ。」
K「うん」
私「私は…、あなたが好きなんだよ。」
言った。
ついに言ってしまった。
涙が止まらなかった。
彼が、不器用に私の肩を抱いて自分の方に向ける。
K「うん、ごめん、そうだよね。
付き合おう!!」
ようやく、
恋が実った瞬間だった。
本当ーーに嬉しかった!
嬉しくて嬉しくて、一生分の嬉しいを使い切ったんじゃないかと思うくらい嬉しかった!
実際今まであれより嬉しかったことはない。きっとこれからも。
それくらい、彼が大好きだった。
なお、この日の夜は何もなかった。
紳士というより、あとちょっとの度胸が無いところも彼のいいところ。笑
こうして私と彼は晴れてカップルとなり、7年後の今日に至る。
ちなみに、ここまで読んでいて気付いただろうか。
彼からは一切なにもしていないことを。
私は今とても夫婦仲良く、幸せなのだが、
この幸せは紛れもなく、私の一途な想いと頑張りで、手に入れたものなのだ。
恋をしたなら行動あるのみ!幸せは自分で掴むものだと私は思う。
頑張れ乙女!
負けるな乙女!!
ちなみに、後々になって彼に当時のことを聞いたところ、
私が告白するまで、私が自分のことを好きだとは思わなかったそうだ。
信じられん…。
ありえねぇ…。
まぁ今があるからいいけどね!
長編駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
【愛しの彼を手に入れろ!】終
愛しの彼を手に入れろ!(その③)
※前回からの続き
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その①↓
https://apiyama-apisuke.hatenadiary.com/entry/2018/05/31/224450
その②↓
https://apiyama-apisuke.hatenadiary.com/entry/2018/06/01/124947
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「押戸石」に行ってから約1カ月後、
会社の研修費が余っているらしく、職場のメンバー数名で、関西の別拠点に研修に行くことになった。もちろん泊まりである。
なんとそのメンバーに、私と彼が含まれていたのだ。
これはジッとしてはいられない。
そこで私はまた勝負を仕掛けるのだった。
7人で参加した研修は滞りなく進んだ。
研修後の夜、ホテルはもちろん7人別々の部屋である。何故かツインしか空いておらず、7部屋ともツインだった。
部屋飲みしようとせまる先輩を追い返し、
彼にメールする。
私「忘年会のダンスの練習しよう。」
この日は12月の中旬。忘年会では同期たちでダンスを披露することになっていたが、練習を全然していなかった。なので研修行く前から、「練習しなきゃね」と言っていたのだ。
K「そうだね。やろう。」
よしっ。
実はこの数日後が彼の誕生日だったため、
私はささやかながら誕生日プレゼントを持って来ていたのだ。
シャワーを浴び、
バスローブを着て、
廊下に誰もいないのを入念に確認して、
満を持して、
向かいの彼の部屋をノックする。
私「ごめんね遅くなって。汗かいてたし気持ち悪かったから軽くシャワー浴びてた。」
K「あーうん、いいんじゃない」
私「それでね、もうすぐ誕生日でしょ?これ…」
K「え!マジで!?」
基本いつも一定な彼も、これは本当にびっくりしていた。
ちなみに渡したのは、魔女の宅急便に出てくるジジのタオル掛けである。笑
私が車にジジのぬいぐるみを乗せており、彼が「この人形かわいい」とめちゃくちゃ言っていたからであった。
K「うわぁ、これは嬉しい」
本当にわかりやすく喜んでいた。
グッジョブ私。
どうするでもなく、
とりあえずくっちゃべる。
もちろんダンスの練習はしない。
2つのベッドにそれぞれ横になり、向かい合って話していた。
バスローブを着ている私は、できる限りのチラリズムでアピールをしていたが、
案の定、何も起きない。
クッ……まぁ研修中だし当然か。
ここでは何も起きないことを理解した私は、次のステップに移る。
私「今年クリスマス休みだよね。何かするの?」
K「次の日が出勤だから実家にも帰れないし、なんもする予定無いよ。」
私「私もヒマなんだ。お互い2連休だし、泊まりで温泉に行こうよ!」
K「うん、いいよ。」
私「いいの!?」
K「うん。」
きた。
きたぞこれは。
…いやでも待てよ、
どんなスタンスなんだこれは。
いくら同期でもこれはもう向こうもわかってるだろ。…わかってないの?
旅行はめちゃくちゃ嬉しかったが、さすがに泊まりとなると、ハッキリしない関係で行くことに複雑な気持ちもあった。
とはいえ嬉しい。
部屋に戻ってからもニヤニヤが止まらなかった。
次回に続く。
愛しの彼を手に入れろ!(その②)
※前回からの続き。
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初見の方は良ければその①をどうぞ。
https://apiyama-apisuke.hatenadiary.com/entry/2018/05/31/224450
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諦めなかった私は、次の約束を取り付けることに成功する。
もともと行く予定だったところに雨で行けなくなったので、日を改めてそこへ行こう!と誘ったのだ。
彼もそれを承諾する。
次の約束までは1ヶ月ほどあり、とても待ち長かった。
相変わらず彼のメールの返事は遅くて素っ気ない。
そりゃそうだ。ただの同期なのだから…。
またも心を折られそうになりながら、その日が来るのをじっと待った。
当日は快晴だった。
阿蘇の「押戸石」という、阿蘇外輪山から北へ登ったところにある、丘のてっぺんに巨岩が転がったパワースポットに向かう。
実際ほんとに前から行ってみたかった。
途中ぐねぐねの山道や、舗装されていない道があり、所要時間片道2時間の険しいドライブだった。
どれだけ険しくても、
キレイな景色に、来てみたかった場所、隣には好きな人。
私は懲りずにウキウキドキドキである。
前回以上に気合いを入れて、
今回ももちろん好き好きアピールに余念がない。
まず服装。
入社一年目のころからギャルっぽい服装が多かった私だが、そんな過去は嘘のようにガーリーでカントリーな服をチョイス。
「こういう服装が好きって言ってたよね♪」と、もう口に出して言った。
音楽も、彼が好きなジャンルを流した。
彼を褒めまくり、彼の写真を撮りまくり、
今回は勇気を出して、誘って2人一緒に写真も撮った。
途中のお土産屋さんでは「Kさんとお揃いの欲しいなぁ…」と言ったり。
袖を掴むとかボディータッチとか、もう思いつく限り、できる限りのことを全部やった。
いやもう流石にわかるだろ!!??
まっっっったく手応えがなかった。
まったくである。
笑ってはくれるのだが、
何というか、反応が無いのだ。
帰りは「ごめんなんか疲れてるわ…」と言われ、2時間山道を運転する私の横でずっと爆睡なさっていた。
疲れたからとのことで、
昼から会ったのだが、
夕飯も食べず、5時に解散となった。
会ってる間私はほとんど運転して終わった。
彼を家まで送り届けた後、
流石にめちゃくちゃへこんだ。
…いやこれもう無理だろ……。
…私バカみたいにも程があるだろ…。
この時ばかりはほぼ諦めた。
何もアクションを起こすきっかけもなく、数週間経った。
諦めかけたとはいえ、
仕事にいけば、眩しいその人がそこにいるのである。
「くぅぅ…カッコいい…(ドキドキ)」
結局、ときめいてしまう。
それに、このなかなか心を開かれない感じも、嫌いじゃなかった。
というかむしろ、
彼の、誰にも心を開かない感じが好きだったのだ。
彼は心を開いてくれれば、内面は可愛いくて優しくて一途な人だと、
いろいろ気がつかないのは、今まで女性とロクに関わってないからウブでわからないだけだと、
根拠なく確信し、結局とにかく好きだった。(尚、それは当たってました笑)
諦めない私に、
またチャンスが訪れる。
次回へ続く
[追加]
その③
https://apiyama-apisuke.hatenadiary.com/entry/2018/06/01/130438
愛しの彼を手に入れろ!(その①)
世の中には「彼氏・彼女ができない」「結婚できない」と嘆く方々がいらっしゃるが、
頑張って欲しい。
私は頑張った。
あんまり偉そうなこと言うとヘイトを集めそうだが、
どうかヘイトじゃなくて、
私の頑張りを褒めて欲しい。
私は今結婚3年目だが、
7年前に夫を好きになったのも、
デートに誘ったのも、
告白したのも、
その後プロポーズしたのも、
全部私だ。
(ちなみに今ちゃんと愛していただいてるし幸せなのでご安心を。)
特に、付き合うに至るまでは、今思い返しても相当頑張ったと思う。
その時の話だ。
また結構長編になりそう。
お暇な方は思い出話にお付き合いくださいm(_ _)m
私とKさん(夫のこと)は職場の同期だった。
勤務地は熊本。
私は熊本出身の地元採用。Kさんは関東出身で、東京の本社で採用後熊本に配属されていた。
お互いのことはさん付けで呼び、仕事中は敬語。
同期みんなで飲みに行くことはあるが、それ以外プライベートの関わりは無い。
完全にビジネスライクな関係でしかなく、それ以上でもそれ以下でもなかった。
でも、
私の心の中は違った。
「んはぁ〜今日もカッコイイ〜(ドキドキ)」
…と、
人知れずトキメキを感じていたのだ。
抑えきれないこの気持ち。
でもでも、
万が一、告ってフラれでもしたら、気まず過ぎて会社にも来れなくなってしまう。周りにも迷惑だ。
私はその時勤めていた職場と仕事が大好きだったので、それだけは絶対に避けねばならなかった。
成功させて、周りに秘密にしておく。
これしかなかった。
つまり攻め方としては、
同期としての立場を維持しつつ、遠回しに好きと悟らせ、彼の反応を見て、フラれないと確信できたら行って良し、ダメそうだったら「え?同期として誘っただけですけど??」といつでも逃げられる退路を残しておかなければならなかったのだ。
これは難しい。
とはいえ、
想いは募るばかり。
そしてチャンスがやってくる。
当時2年目で23歳だった私は、おじさん上司に気に入られ、しょっちゅう飲みに誘われていた。
上司はとてもいい人なのだが、一応見え方的な問題もあるので、必ず誰か誘って2人以上で行くようにしていた。
その事はみんな知っており、私が事務所で一緒に行ってくれる人を探している光景は、珍しくもなくなっていた。
そこに、その日同期で唯一出勤していたKさんを誘ったのだ。(勤務は全員シフト制だった)
快諾してくれたKさんとともに、上司と3人で楽しく飲む。
正直私はこの後のことで頭がいっぱいである。
上司は家庭があるので、それなりの時間で会はお開きとなる。
上司を見送ったところで、勝負に出た。
私「この後もう一軒だけ行こうよ!」
K「いいよー」
よっしゃ!!!!(←心の声)
近場の居酒屋で飲み始める。
私「Kさん熊本で車無いのはキツいよねぇ…。休みの日何してるの?」
K「やることないから寝てるよ」
私「たまにはどっか行こうよー。私運転好きだし、車出すよ!」
K「えーいいの?」
私「よし、そうと決まれば」
ガサガサ(シフト表出す)
私「この日休み被ってるよ。この日どっか行こう!」
K「いいよー」
私「いいの⁉︎やった!そう、私行きたいところがあるんだ。ここなんだけどね…」
行き先を提案する
K「いいねー」
私「じゃぁ決まりね!」
笑顔で解散。
よっしゃ!!よっしゃよっしゃ!!!(←心の声)
相手の本心はまっっったくわからないが、とりあえずデート(と呼んでいいのかわからないが)の約束を取り付けた。
約束の日は3週間ほど先だ。
待ちきれない。職場でもめちゃくちゃそわそわするのを必死で抑える。
先日のお礼や当日までの調整含めて、メールを送るのだが(まだガラケーの時代)、彼の返事は極めて遅く、内容もとても素っ気ない。
心を折られそうになりながらも、ついにその日がやってきた。
準備は万端。車内もピカピカ。
彼の家の前まで迎えに行く。
残念ながら天気は雨。
もともと予定していたところは、雨では楽しめないところだったので、急遽福岡の水族館へ行くことになった。
片道2時間半ほどの距離だ。雨の高速道路だし、軽自動車だし、正直結構キツい。
でもそんなことより、なにか進展があるんじゃないかとウキウキドキドキする気持ちが勝っていた。
だがその期待は裏切られる。
車内でも、水族館でも、イルカショー観てるときも、なんっっっっとも言えない微妙な距離感で過ごす私たち。
確かに私は「同期」の保険を掛けている状態だったが、とはいえ誰が見ても「いやこいつ俺のこと好きだろ」となるぐらいは確実に攻めた。
まず服装。
いつも着ないような、可愛いらしい、ビームスで買った一張羅のトップスだし、露出も大切に、下はショーパン。(若かったなぁ…)
彼を無駄に褒めまくり、
私のカメラで彼の写真を撮りまくり、
相手の服の袖を掴んだり、
嬉しい、楽しい、ハッピーな気持ちも前面に押し出した。
どんなバカでも勘違いするくらい、わかりやすく好き好きアピールしたつもりだ。
でも、全っっっ然手応えが無い。
空を掴むようとはこのことだった。
女としての自信が、尊厳が崩れていく。
来た時よりもいささか下がったテンションで帰路に着く。
帰りの運転は来た時よりさらにキツい。
運転の大変さがわからない彼は、助手席でうつらうつらし始める。
ちなみにかかった費用は全てキレイに折半だった。ガソリン代もかかっているんだけどな…それは言えなかった。
とにかく本当に何の手応えもなく、
彼を家まで送り届けて、この日は終わった。
なんだか、ドッと疲れた。
そして何より、見込みが無さそうで悲しくて落ち込んだ。
とはいえ、嫌いなやつとは2人で出掛けないだろう!?
私は諦めなかった。
次回へ続く
[追加]
その②
https://apiyama-apisuke.hatenadiary.com/entry/2018/06/01/124947
機内誌が好き
機内誌が好きです。
人によって飛行機に乗る頻度は様々でしょうが、
私は多くても月1程度。
毎回違う内容が楽しめるので、必ず読みます。
最初の方のページに載っている、1ページ分の文章。
旅に絡んだ体験記などが載っていますが、1ページの中に綺麗にまとまっていて、内容も面白く、毎回感心してしまいます。
そして、たぶんANAだったと思いますが、全国の動物園のレポート。
一見ただの非メジャーな動物園に、いかにその園ならでは良さがあるか、そこで生きる動物達がいかに魅力的かが書かれています。
ライオンや象のような花形の動物以外にも、鳥や猿や爬虫類など、それぞれの生き物の面白さ、美しさが写真とともに表現され、目で見るだけでも楽しい。
一般的な雑誌には、今の流行りに応じた内容が載っていて、読み手に「買わなくちゃ」「やらなくちゃ」と思わせる要素がたくさん盛り込まれているように感じます。
機内誌には、それがない。
機内誌の「読み物」感がいいのです。
空の旅を、一層楽しいものにしてくれる、大好きな機内誌。
いつか、あんな文章が書けるようになれたらいいなぁ。
でも、いつも思うんですけど、周りのお客さんで機内誌読んでる人って少ないです。たまたまかな?
もったいない…。
スマホ置いてたまには機内誌読んでみて!笑
最初で最後の海外旅行(その④)まとめ編
※前回からの続き
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初見の方は良ければその①からどうぞ。
↓その①↓
https://apiyama-apisuke.hatenadiary.com/entry/2018/05/28/213157
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帰国までの残り4日間は、ざっくり紹介して行く。
1日目:①〜③に書いたとおり。
2日目:小雨がぱらつく中、セブ島観光ツアーに参加する。参加費は日本ですでに支払っていた。ツアーといっても参加者は4人。セブ島のセブ市はマクタン島と違い都会だった。ぐちゃぐちゃして汚くて、見ていて楽しいものではなかった。ドライバー兼案内役のジミーは日本語が上手だった。口達者なジミーに押されて、私たち夫婦は別参加者2人の下車後も、彼の運転で2箇所ほど立ち寄ることになった。なお、言っておくが、このツアー自体最初から最後まで楽しくはなかった。そして最後に、ネットで事前に見ていた一般的タクシー料金の3〜4倍を払わされた…。(1万円くらい)
ホテルに帰ると、ベッドメイクされていたが、布団がとても湿っていた。
つらい。
3日目:スーパーマーケットと、マクタン島内の公園に行く。特に見どころは無い。
ホテル内のプールで小石を踏み、足の裏をガッツリ怪我する。
初日からもう何度も行ってるホテル内の無駄に高いレストランの味に、いい加減飽きてくる。
ご飯と味噌汁が恋しい。
4日目:ホテルから出ないことにする。
雨が強くなる。結局初日からどんどん天気が悪くなった。
手と足が痛い。
5日目:朝早く空港へ移動。空港で謎のおじさんに道を案内され付いて行く。結果大変助かったのだが、800円ほどチップを渡したがまだめちゃくちゃ要求してくる。ごめんもう手荷物検査しないと時間ないから‼︎と、無理矢理逃げる。
念願の帰国。
こうして、私の生まれて初めての海外旅行兼新婚旅行は幕を下ろした。
まさか新婚旅行で、
現地人にたかられ、カモにされ、
手と足の裏を怪我して、
満身創痍で帰ってくることになるとは思わなかった。
ぐったりしていた。
打ちのめされた。
帰りに寄ったやよい軒の美味しさに震えた。
この旅行で学んだことはいろいろあるのだが、
絶対的に言えるのは、
日本は最高だと言うことだ。
もともと海外に関心が無かったので、今まで行く機会もなかったのだが、この旅行で確信を得た。
日本は最高なのだ。
日本語が上手なジミーは30代後半?ぐらいだったが、日本に来たことは一度しかないと言う。日本が好きだし憧れるけど、旅費が高すぎるし、物価が高すぎるから行きたくても行けないのだと言う。その1度も現地の知り合いに泊めてもらったりしたのだと言う。新潟だったそうだが、雪の白さや冷たさ、そしてお米の美味しさが忘れられないと言う。またいつかきっと日本に行きたいと言っていた。
私はその日本に住んでいる。
アジアが世界が憧れる日本に住んでいるのだ。
もう私は迷わない。
私の中に、ある決意が固まった。
もう海外旅行行かない。
【最初で最後の海外旅行】終